2021-04-15から1日間の記事一覧
個人が作った古文書集。 水戸の小宮昌秀(楓軒) 楓軒文書纂 大坂町奉行を勤めた新見淡路守正路 賜蘆文庫文書 伊勢の御巫(みかなぎ)清直 徴古文府、輯古帖 常陸土浦の色川三郎兵衛 古文書集 以上は、所蔵者別に収めたものです。編年体としては、 土佐の奥…
水戸の史館、加賀の前田家についで古文書の保存に功績のあったのが松平定信です。 定信は、古物が散佚するのをおそれ、集古十種を刊行しました。古文書については、古文書部類八十二冊を編輯しました。これは文化年間白河城炎上の際に焼失したと伝えられてい…
古文書集の編纂 です。 前項の地誌とは異なった一般史書の参考資料としての古文書集が挙げられています。 まずは、山鹿素行の武家事紀、その続集巻廿九以下九巻は、古案と題して戦国時代の武将の古文書を収めています。 次に、大日本史編纂の成果としての古…
地誌の編纂と古文書の活用 です。 古文書を用いた地誌の早い例は、延宝四年から貞享二年に水戸徳川家が完成した新編鎌倉志。 伊賀上野城代藤堂元甫が宝暦十年にはじめ、歿後嗣子華川によって宝暦十三年に完成した、伊賀・伊勢・志摩の三国地誌。他国大和の東…