伊勢の社寺の古文書

東海道地方です。

まず伊賀。著しいものはないとのこと。

次いで伊勢。大神宮は既に述べたので省略。多度神社には、神宮寺の延暦二十年の縁起資財帳を伝えている。津の結城神社は、忠臣結城宗広を祀った社で、結城氏家伝の古文書が伝わっている。宇治山田の慶光院には、戦国時代財政不如意のなか、院主周養上人が神宮の造営遷宮に努めたことを示す古文書が伝わっている。光明寺も重要な古文書を伝えている。津の四天王寺には、平安時代の古文書を伝え、同所大寶院、桑名郡の大福田寺、鈴鹿郡の石上寺、一志郡の成願寺にも伝わっている。河藝(かわげ)郡一身田(いしんでん)にある真宗高田派の本山専修寺は、鎌倉時代以来の古文書を伝えている、とのことです。