書止めに以解とある啓

この書式の文書は比較的多く伝わっている。啓の文言があって、日附に年号を欠いているものとして、次の如き文書もある。

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書止めに以解と書き、解と混合した書式となっている。幾分公的性質を帯びているように見えるが、部類〔二三八〕に挙げた如き、書止めを「恐々謹言」と記しているものもある。

また「啓」の文言がないが、日附に年号の附いている、左のごとき文書もある。

(略)

また日附に年号を欠いたものとして、

(略)

の如きものもある。なお〔二三七・二三八・二三九・二四〇〕の如きがあり、また日附を全く欠いているものもある。部類〔二四一〕に挙げたのは、その一例である。とのことです。