後世の仮名(けみょう)というものを表す

第二には、氏と名を表しているものもある。秦嶋足并諸尊とあるが如きもので、之はこの一例を挙げ得るに過ぎない。

第三には、後世の仮名(けみょう)と云うものを表している。例えば六郎尊、三郎侍者の如きである。

第四には、氏を表している。例えば呉原尊の如きものである。

第五には、官名役名を表している。例えば案主尊、典卿鐙下の如き、又東大寺判官尊の如きものである。

第六には、充名の人に居所住所を漠然と表している。例えば東寺前越殿、東大寺貴人の如きものである。

第七には、敬語のみを表している。例えば尊者御所の如きものである。とのことです。