第一紙と第二紙で行の高さが違っている

尚この文書に就いて注意すべきは第一紙の最後の行と第二紙の最初の行との高さが揃っていないことである。これは文書を書く場合に、紙を継いで今日の巻紙の如くして認めずに紙を離したまま書くからである。これは院宣に限らず、綸旨でも御教書でも将又一般の消息でも皆かようにして書くのである。而してこの文書の封を致す時には、先の女房奉書のように両紙を背合せにして左端から巻いて右端で巻止めるのである。これも総べての文書に共通のことである。而して綸旨、院宣、御教書等皆上包即ち封紙を巻き、その上に充名と差出者の名を書くのを普通としている。とのことです。