北畠具國の花押が押してある奉書

即ち〔三五一〕はその一例で、享禄三年十二月十一日、澤伊予守同兵部大輔をして宮河橋賃の加増関銭を安堵せしむる為に出した奉書で、北畠具國の花押が袖に押してある。之は既に述べた国宣にして袖判のあるものに系統を引いていると云うべきである。とのことです。