充所がない長門国宣

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中編 古文書の形様

第三部 書札様文書

第二  書札様文書 平安時代末期以後

第三式 袖加判無充所奉書

第一種 御教書・奉書

〔三四二附録〕に挙げたのは、長門国宣であって、文書の差出者から云えば、既に述べた国宣と変わりは無い。然るに充所が書いて無い。之は袖判のある下文、或いは下知状等の影響に依って現れるに至ったものと思われる。とのことです。