後陽成天皇の勅旨による日本書紀の開板

第一式 日下署判直状

第一種 伝奏伝達書状

(略)

後陽成天皇の勅旨に依り慶長四年閏三月、日本書紀の開板が出来し、之を諸社に奉納せられたが、右の文書は之を石清水八幡宮に納むるに当り、その趣を同社伝奏広橋兼勝が、社務田中秀清に伝える為に出したものである。これが即ち慶長の勅板である。書紀以外四書等の開板のあったことも周く知られている。石清水八幡宮の文庫には、この時奉納した勅板の書紀が、右の伝達書と共に伝わっている。とのことです。