公方足利持氏の御感の御教書

〔三七七〕は、元弘三年四月廿三日、中院内大臣法眼が、伊予の忽那孫次郎入道が官軍として忠勤を抽んでたことを賞し、且つ之を天聴に達せんことを約した感状と称すべきものである。次に〔三七八〕は、正長二(永享元)年七月廿八日、足利持氏が、小野崎越前三郎の親父が常陸羽黒城合戦に於いて討死せることを、子息三郎に充てて賞するために出した感状である。公方持氏等の感状は、御感の御教書とも呼んでいる。とのことです。