伊予守護河野通直の判物

〔三八八〕は、大永五年三月一日、伊予守護河野通直が、同国大三島社大祝に、同社の今治別宮を安堵するために出した判物、料紙は折紙である。〔三八九〕天文十九年十二月八日、肥後の阿蘇宮司惟豊が同国小国満願寺密教坊に知行を充て行った判物で、料紙は又折紙を用いている。之に追而書のあるのは異例とすべきである。之も地方に於ける特有な書式と見るべきであろう。とのことです。