元亀三年十一月武田信玄の高札

形式は大体判り、若しこの文書に破損が無ければ、躊躇するところなく奉書式印判状の初見に挙げ得るもののようである。〔四九三〕もこれに属する一例で、元亀三年十一月朔日、武田信玄遠江に出陣した時、同国浜名郡橋羽の妙恩寺に出した、軍勢の乱妨停止の高札である。最初に高札と書き、そこに例の龍の朱印を捺し、その下に高札を下した寺名が記してある。かような高札の本文は、何れに出しても、大体似寄りの文言で表してある。とのことです。