尚憶測に過ぎないが、里見家の鳥は安房が関東の南方であるところから、方位相応の南方の朱鳥を表したものであり、後之を龍に変えたのは、関東西方の雄藩小田原に対して、房総地方は東方であるところから、小田原北条氏の虎ノ印判を西方の白虎に見立てて、自家の印に東方の青龍を表したものであるかとも思われる。兎に角印文以外の形像にも、それぞれ意味を表していたことは明らかである。とのことです。
尚憶測に過ぎないが、里見家の鳥は安房が関東の南方であるところから、方位相応の南方の朱鳥を表したものであり、後之を龍に変えたのは、関東西方の雄藩小田原に対して、房総地方は東方であるところから、小田原北条氏の虎ノ印判を西方の白虎に見立てて、自家の印に東方の青龍を表したものであるかとも思われる。兎に角印文以外の形像にも、それぞれ意味を表していたことは明らかである。とのことです。