(略)
右は毛利輝元に充てたものであるが、何れの将士に出したものも同文と見え、小早川家に伝わる隆景充てのものも、単に充名が相違しているのみである。文中秀吉の小臣より身を起して日本を平定せる功業を説き、今諸士が大兵を擁して処女の如き大明国を伐つは、山の卵を圧するが如しと云い、更に進んで天竺南蛮迄も誅伐すべしと揚言し、実に盛んなる気概を示している。とのことです。
(略)
右は毛利輝元に充てたものであるが、何れの将士に出したものも同文と見え、小早川家に伝わる隆景充てのものも、単に充名が相違しているのみである。文中秀吉の小臣より身を起して日本を平定せる功業を説き、今諸士が大兵を擁して処女の如き大明国を伐つは、山の卵を圧するが如しと云い、更に進んで天竺南蛮迄も誅伐すべしと揚言し、実に盛んなる気概を示している。とのことです。