織田信長の「天下布武」の朱印

〔五四九〕は、三河の隣国尾張から興起した織田信長が、永禄十年十一月、家臣兼松又四郎に知行を充行うために出した印判状で、信長と実名を書いた字面に、輪郭一重楕円形の中に印文として「天下布武」の四字を二行に表した朱印が捺してある。この日附で知行充行いのために出した文書では、右の兼松氏充のものの他にもあるが、同じくこの朱印が捺してある。これが信長の文書に印の現れた始めである。とのことです。