高山国に然るべき統率者がいなかったために使者が持ち帰ったものと推定される秀吉の朱印状

前に挙げた秀吉が在鮮将士に与えた檄文と同様、先づ秀吉生誕の奇瑞から説き、朝鮮明国の討伐を起こすや、我が大勝に帰したることを記し、南蛮諸国琉球の如き、年々我に朝貢することを述べ、高山国も此等諸国に倣って我に朝貢の礼をとらんことを促している。当時台湾にその統率者が存在しなかったために、折角のこの朱印状を受くるものが無く、使者は帰国に際し之を持ち帰ったので、この文書が今日我が国に伝わっているのであろうということである。とのことです。