次に本文書止めに、「謹言」と書いてあるものを挙げると、〔五七四〕はその一例で、年代は可成り早く明応五年四月五日、越後の長尾能景が三潴孫右衛門(尉)と云う者に出した書状であって、名の下に「信」の一字を印文とした黒印が捺してある。これは当時能景が手に負傷していたので、花押を書く代わりに印を捺したのである。とのことです。
次に本文書止めに、「謹言」と書いてあるものを挙げると、〔五七四〕はその一例で、年代は可成り早く明応五年四月五日、越後の長尾能景が三潴孫右衛門(尉)と云う者に出した書状であって、名の下に「信」の一字を印文とした黒印が捺してある。これは当時能景が手に負傷していたので、花押を書く代わりに印を捺したのである。とのことです。