2024-12-04 紀州一国は開山を守護している光佐を信頼する由を誓った印判状 新門主が紀州に下るとも、紀州一国は、開山を守護している光佐を信頼する由を誓ったものである。惣中としてその下に印文に「紀州雑賀」と場所名を表した黒印が捺してある。大きさは方一寸一分五厘、これは印が多数の者を表した差出所を正確付けるために用いられた例として注意を惹く。花王なれば個人の幾個かの花押を据える必要があったわけであるが、印を以てすれば多数を代表するものとして便利と考えられた筈である。とのことです。