2024-12-11 琉球のように海外に対して送ったものに限られた島津氏の印 文章は国内の者にだしたものと多少相違しているが、本文書止め、上所等は我が書礼のままである。唯日附に日本と入れ、差出所に官と名とを書き花押を据えた上に、印が捺してあるのは大いに通例の書状と趣を異にしている。印は既に記した印文「義久」とある朱印である。島津氏は室町時代の中期頃から印を用いているが、それはかかる琉球の如き海外に対して送ったものに限られていた。義久の時代に於いても左様であった。とのことです。