2024-12-14 琉球国王の印文「首里」とある朱印、三司官の印文「那覇」とある朱印 島津氏から前述の如き文書を受けていた琉球は、如何なる文書を之に附して送ったのであろうか。それには大体二種類あった。その一は、琉球国王が印文「首里」とある朱印を捺した文書、他の一は、三司官が「那覇」の二字を印文とした朱印を捺した文書であった。今此等の文書にして室町時代末期以来のものが、島津家や種子島家の文書、特に島津家のものの中に多数伝わっている。今琉球国王の文書の一例を図版に示すと上の如きものである。とのことです。