二十年に一度十一月一日が冬至に当たる朔旦冬至

 第二類 表

臣下から至尊に、祥瑞慶事を祝賀し、若しくは官職等を拝辞するために奉る文書を表と申す。

〔五九二〕は清和天皇の御代、元慶三年十一月一日、朔旦冬至に群臣祝意を表すために上った表である。之が朔旦冬至の表と申すものである。朔旦冬至とは、十一月一日が冬至に当たるを云う。これは二十年目に一度廻り来たるので、之を祥瑞として天皇南殿に出御して群臣に宴を賜った。この時群臣から祝意を表すために奉る文書が右の賀表である。とのことです。