自署の入っている表の古い正文は今に伝わっていない

次に日附を書き、辞表なればその下に位署を加え、賀表なれば次行から群臣が位署を連ねるのである。而して賀表辞表何れも能書の者が筆を執り、予め草案を作って清書する。差し上ぐる者としては、某とある名のみを自筆にて書く、即ち自署を加えるのである。故に辞表に於いては四箇所に自署があるわけである。表は真書に書くべきものであった。然しかように自署の入っている表の古い正文は今日伝わっていない。とのことです。