2025-03-14 陸奥守北畠顕家が麾下伊賀盛光の申状を取り次ぐために出した吹挙状 (略) この文書は陸奥守北畠顕家が、麾下伊賀盛光の申状を、蔵人左近中将中御門宗兼に取り次ぐために出した吹挙状である。建武中興の世となっても鎌倉幕府時代と同様、諸国の武士が京都に在番して篝役即ち夜の警備役を奉仕すべき規定であったと見え、盛光は去年の分のこの課役を免除せられんことを願い出でたのである。顕家は盛光が津軽地方に於ける合戦に参加せる功に依って、之が吹挙状を出したのである。とのことです。