いかに種々の升を用いていたかを示す驚くべき注文

〔六五一〕は、正平十二年十月、高野山大門修理用途の注記で、惣勘録と云っている。次に〔六五二〕は、康正元年十二月十五日、東寺諸庄園斗升の増減を書上げた注文である。これに依って当時如何に種々の升を用いていたか、実に驚くべき事実が知られる。とのことです。