結解(けげ)とは事物を勘定すること

 第一四類 結解状

結解(けげ)とは事物を勘定することであって、その結果を注記した文書を結解状と云う。中世の文書に結解を遂げるとあるは、勘定をして収支決算することである。

〔六五四〕に挙げたのは、武蔵金澤稱名寺領加賀軽海郷の貞和五年分の結解状、結解した結果を報告しているのであるから、注進状、勘定状と申しても勿論誤りでは無い。とのことです。