目録と称しても反って注進状と見るべきものが多い

 第一七類 目録

物の所在を明らかにする目的を以て名称分量を記した文書、若しくはものを授受するときの証文として作る文書を目録と称している。先に説いた注進状は、多分にこの目録の要素を含んでいる。目録と称しても、反って注進状と見るべきものが多い。文書に依ってはこの区別のつきかねるものがある。とのことです。