千種忠顕が奉じた綸旨

其例は東寺等の文書の中にある。将棊の駒形若しくは尖頭四角の如き数種の形式に分かれている。

下総国遠山形御厨領家并地頭職の事、申入候之所、永代知行候て、大徳寺ニ寄附之

条、子細あるへからざるよし、

天気候也、あなかしく、

   八月六日   左中将忠顕

 民部卿とのへ

とのことです。