病気の怠状とも称すべき啓

正倉院文書の中にも、この式のものが多くあり、日附に年号を欠いている左の如き啓もある。

(略)

之は後家川麻呂と云う者が、石麻呂、道守と申す両人に、下痢のため出仕し難き由を報じ、その諒承を請うために出した、病気の怠状とも称すべき啓であろ。この書式のものも多くある。とのことです。