『日本の古文書』をめぐる人びと

上巻例言で筆者は、恩師黒板勝美博士、辻善之助博士の名を挙げています。同巻あとがきは、三成重敬(みなりしげゆき1874-1962)丸山二郎(1899-1972)の連名となっていて、二氏が黒板博士の意を体して本書執筆をうながしていたことが記されています。さらに著者没後、寶月圭吾・佐藤進一・彌永貞三の協力を得て刊行されたとされています。

下巻あとがきは、相田の三年後輩の史料編纂所所長坂本太郎が執筆し、寶月・佐藤・彌永のほか笠原一男の協力を得たことが記されています。