はじめのつまづき

このブログでは、相田二郎『日本の古文書上・下』を読んでいきます。

大部なだけに最初からじっくり精読していくか、野口悠紀雄さんのパラシュート勉強法のように気になったところからとりかかっていくか迷うところですが、とりあえずまじめに最初から読んでいきましょう。

例言、ふむふむ。

古文書が何処に伝存しているかを知る必要がある

か、古文書の伝来から入るのは、佐藤進一『古文書学入門』にも引き継がれているなぁ。

花押印章を始め、文書に於ける署判の変遷を窺うに足る資料を、下冊の巻末に収録

とかいてあるぞ、なんだか面白そう。下巻を取り出して、巻末をみるが・・・

ないじゃん。

いくらみてみてもないのです。そこで下巻の例言(これは作者没後、校訂者が書いたもの)をおっていくと、最後から二項目めに

あった!ありました。

巻末に収録する予定であったことが記されているが、それに該当する遺稿が発見されないので、収載出来なかった。

そうだったのね。残念。

佐藤進一『花押を読む』を読んで、欠を埋めることとしましょう。

以上はじめのつまづきでした。