中世の書札礼で上巻、又立紙という

右に述べた封式に用いる包紙、之を中世の書札礼で、上巻(うはまき)と云い、又立紙(たてがみ)とも云う。立紙とは前述の如く本紙礼紙が横に用いてあるに対して、之は竪に用いたからである。又之を懸紙とも云うが、懸紙とは封をするにせよ何をするにせよ、本紙がある上に懸ける紙を汎称する名称であって、礼紙も時に懸紙と称するのであった。とのことです。