種子島家の鉄砲の火薬を褒賞する御内書

(略)

周知の如く、我国に於ける鉄砲は、天文十二年葡萄牙人が、薩南の種子島に渡来して、之を邦人に伝えたのに始まるのである。その後幾年か経って種子島家から、その鉄砲の火薬を京都の将軍家に進納したが、それが南蛮人直伝に依って作り、他に類の無いものであるとて、将軍家から之を褒賞するために御内書を下した。とのことです。