貞顕の書状三通共に、差出所も充所もない

扨てこの貞顕の書状三通共に、差出所も充所も欠き単に日附があるに過ぎない。この書状の筆跡は貞顕の自筆であって、この点からも明らかに貞顕のものと定めることができる。差出所も充所ももとあったのが、料紙に利用した時其の一部を切って失ったかと云うに左様では無く、元来無いのである。とのことです。