どちらが鄭重か判定に苦しむ「謹上」と「謹言」

次に日附に年附を表したものには、〔三三〕の如く書止めに「状如件」と、〔三四〕の如く「執達如件」と書いたものもある。尚〔三五〕の如く、「悉之、謹状」の例文で書止めて、上所に「謹上」と附けたもの、〔三六〕の如く、上記「謹上」を「謹言」と変えて、他は全く同じものがある。この二様は何れが鄭重さを多く表しているのか、頗る判定に苦しむ。とのことです。