藤原佐理の消息

(略)

この文書は藤原佐理が、正暦二年正月太宰大弐に任ぜられ、その任地に赴く途中長門赤間関に至り、在京の春宮権大夫藤原誠信に、離京後の無音を謝し、摂政藤原道隆の起居を尋ね、更に任地に進む前途に就いて報ずるために出した消息である。とのことです。