蘭渓道隆の寂後、高僧を求める時宗

(略)

北条時宗は深く禅宗に帰依し、建長寺の開祖蘭渓道隆(大覚禅師)に師事していた。然るに弘安元年七月廿四日、道隆が寂したので、更に宋朝から禅宗の高僧を招聘せんとして、建長寺の蔵主徳詮、典座宗英にその命を伝えたものがこの書状である。とのことです。