書止めに種々の敬語を附けたものが多くある

次にこの部類のものには、更に書止めに種々の敬語を附けたものが多くある。先づ〔一三〕の如く、「謹言」と書いたもの、〔一四〕の如く、之に更に下附「奉」と上所「謹上」とを、〔一五〕の如く、上所に「謹々上」を附けたものがある。次に〔一六〕の如く、書止めに「恐々謹言」と書いたもの、〔一七〕の如く、之に上所「謹上」を附けたもの、〔一八〕の如く、僧侶に充てて、「恐々敬白」と記したものもある。次に〔一九〕の如く、書止めを「恐惶謹言」と表し、上所に「謹上」と附けたもの、〔二〇〕の如く、「進上」と附けたものがある。とのことです。