諸国の守護大名年寄奉行の奉書

 守護大名年寄奉行奉書

諸国の守護大名に於いては、その年寄、奉行等が主人の仰せを奉じて奉書を出している。之は室町幕府奉行衆の奉書に類似した文書である。〔三三六〕に挙げたものは、応永八年十月七日、伊豆国の守護上杉憲定に属していた奉行衆が、守護代寺尾憲清に充てて出した奉書である。応仁以後になると諸国の守護大名の年寄奉行の出した奉書が多く伝わっている。とのことです。