苗字と名字を記すに肩書の形式をとり、附年号となっている

この書式で、日附に年号を附けたものは稀にある。〔三〕はその一例で、本文書止めは、「恐々謹言」で結んである。

かく差出所に苗字と名字とを記すに当たって、この両者を一行に書下したものは無く、皆肩書の形式を執っている。又日附に年号を附けるに、附年号を以てし、下の差出所と相応した書式となっている。之は次の第一二項のものに就いても同様である。とのことです。