天正三年武田勝頼の陣触の掟書

  に式 日附が月日から成り、充所を具えないもの

この部類に入る印判状を挙げると、〔五〇九〕はその一例で、武田勝頼三河長篠の敗戦後、頽勢を挽回しようとして、尾三遠の三州に出勢を計画し、天正三年十二月十六日諸士に頒った陣触の掟書である。当時の陣触が如何なるものであったか、この文書に依ってよく判る。とのことです。