南洋方面渡航許可の朱印状

古く西国諸大名が朝鮮と貿易するに当たり、その使者は李朝から与えられた図書を捺した文書を持参し、之に依って身元が確証せられた。室町幕府は明国から貿易の勘合符を受けていた。又島津氏の領民が琉球に貿易の為に渡航する為に、領主から許可の朱印状を受けていた。ここに掲げた南洋方面渡航許可の朱印状は、右に挙げた支那朝鮮琉球への渡航貿易許可の証拠となる文書に源流を発しているものと云うべきである。とのことです。