第七類 牒 に入ります。
第八図の文書です。冒頭に三人の名前が出てきます。
外従五位下行内薬侍医兼佑廣海連男成 佑=「じょう」(次官)佐藤氏p.71
内薬司「正(かみ)、佑(じょう)、令史(さかん)各一人」精選版 日本国語大辞典
官と位が規定通り官位相当になっている場合は、官を先に位を後に書くが、官位不相当の場合は、位を先に官を後に書く。その際官が高く位が低いときは、「従五位下守左少弁小野朝臣石根」のように、位・官の間に「守」の字を入れ、官が低く位が高いときは、「正六位上行左少史三善朝臣」のように、位・官の間に「行」の字を入れる。 出典 精選版 日本国語大辞典
行・守についてどちらか迷うのでまとめます。まず官位相当の場合、官+位とかく。官位不相当の場合、位+官の順になり、間に官>位なら守、官<位なら行を入れる。
官が高いなら守、位が高いなら行なので、かんしゅいぎょうで「看守さん、偉業を達成」とでも覚えましょうか。