日附の下に副えた、状、謹上

次に日附の下に副えたものを挙げると、

 謹啓 謹上 謹状 状上 状

の五通りあり、先に最も多かった謹啓が、ここでは僅かに一例に過ぎず、状上も一例のみ。謹上が二例、状、謹上が極めて多く、各々略同数に達している。この下附では、状、謹状が通例であったのである。なお本文の終りに名を書いた例のあることは、既に第五式として挙げたが、この書式のものに於いて、下附のあるものは皆謹状である。とのことです。