大江広元が奉じた頼朝奉書

 ほ 武家奉書

      (頼朝)(花押)

奉加勧進し候つるらんひしりのま心ならむ、一人忩可令沙汰進給也、奉加のものとも沙汰して、為之進給也、兼又酒匂太郎ニハ、田のなにとかやとり候なるをは、件免田の分をハ、一切不可取之由、昨日被仰含候了、可令存此旨給之状如件、

     二月十五日        廣元奉

  文養御房