名和長年の鞍馬寺衆徒充て書状

次に〔四五七〕は、(元弘三年)八月十三日名和伯耆守長年が、鞍馬寺の衆徒に充てたものである。同衆徒の勢力を味方に付け、衆徒に京都合戦に依って洛北に向け没落する凶徒を捕縛せんことを依頼したものである。長年の文書は余り多く伝わっていない。此の点から云ってもこの文書は貴重な一通である。とのことです。