「恐々謹言」「恐々敬白」「恐惶謹言」「誠恐敬白」の順に厚例となる

次に、「恐々謹言」、若しくは「恐々敬白」と附けるものがある。〔一二〕〔一三〕はその例である。

更に「恐惶謹言」「誠恐敬白」と附けたものもある。〔一四〕〔一五〕はその実例であるが、この類に入るものは、その例を多く見ることができない。

以上の順序は、大体本文書止めに基づいて、始めより終わりに及ぶに従って、次第に書礼が厚くなっているものである。以下本項并に之に続く各項内に於ける各書式も、挙示した次第に依って、右と同様の意味を示しているものと承知せられたい。とのことです。