文禄二年吉川広家の感状

先に挙げた諸例は日附が月日のみのものであったが、更に年号の附いているものを挙げる。

この書式の文書には、先づ書止めに何々「候也」で結んでいるものがある。〔一六〕は文禄二年朝鮮役に於ける吉川広家の感状で、正にこの例に当たる。古い時代には類を見ないものである。とのことです。