書札礼の書礼は、披露書、進上書、謹上書、打付書の四種

その礼の厚い極致は、本人に直接充てず、その側近に奉仕している人に充てて書く、即ちその人に取次披露を請う文言を、本文書止めの例文として用いるのである。即ち披露せしめ給うべし、或いは洩し披露せしめ給うべし、某恐惶頓首謹みて言すというように書くのである。之を打付書以下の称呼と並べて披露書と申す。書札礼の書礼は、披露書、進上書、謹上書、打付書の四種に大別して目安が立てられていたのである。とのことです。