中世の書札礼で上所と称する謹上

次に中世の書札礼で上所と称するものも用いている。即ち充名の上に敬語を表すものである。その種類を挙げて見ると、謹上が最も多い。この他に謹状があり、謹進上、謹奉、謹通、敬上、奉、上、通の如きがあり、なお上謹もあるが、之は謹上と同じように訓んだものであろう。とのことです。