後花園天皇宸筆の御書

次に〔二五九〕は後花園天皇が、永享五年十二月十二日、禁裏御料として伝えられた尾張熱田社領を、御父後崇光院に進められる為めに出し給える宸筆の御書である。「室町殿」とあるは将軍足利義教にして、義教の執奏に依ってこの御書を賜ったので、義教が御書に副状を付けて上ったのである。とのことです。