一介の武人に宸筆を染めて

当時重治の如き他の忠臣にもかかる御書を賜ったものであろうが、今はこの一通が伝わるのみである。一介の武人に特に宸筆を染めてかかる御書を賜わせられたことが、如何に諸士をして感憤奮起せしめたことであろうか。この御書は実に貴重な史料と申すべきである。とのことです。